ギャンブルと性癖、病気の人は懲りても繰り返す
ギャンブル(金遣い)と性癖は、その人の立場も実績も理性も知能も全部、ぶっ飛ばす。アカンと分かっていてもFXをやり、競馬をやり、会社のカネに手を出すのと同様、いい異性、刺激的な体験、下半身の興奮がもたらすホルモンの期待感を抑えきれないのです。
病気の人は、懲りても繰り返すのは、渡部建のスキャンダルを見ていても分かりますけれども、いままでどれだけの女性が微妙な感情を抱いてきたのか、本人も分かっていてもやめられないのでしょう。凄く人間臭いし、それが違法でないのなら、ある程度は自由であって欲しいとも思います。
でも、不倫に関して言えば、関係した人たち全員を不幸にします。夫婦の間でいいとなれば不倫は第三者が問題視すべきことじゃないと考える人も多いかもしれませんが、奥さんや子どもが夫・父親に捨てられて心穏やかでいられるはずもなく、また、一度許したとしてもかなりの割合で再発して、結局は望まない離婚にまで突き進んでしまうケースはそれこそ数ダース以上私自身も見てきました。
神の前で一生の愛を誓ったのだとするならば、世間の眼がどうだというよりは、人が罪を背負って生きる最低限の情念として「伴侶との約束は裏切らない」ことが大事だと思うんですけどね。また、血を分けた子どもを放り投げて、親が自分の欲望のままに遊び回るのは間違いなくクズの所業です。浮気や不倫、離婚が子どもの精神発達に大きな悪影響を及ぼすだけでなく、反省してもしきれないような問題を起こすことを忘れてしまうのでしょうか。
一緒にウェイウェイ遊ぶ人たちが調子に乗らせる
さらには、界隈から「佐々木希のような美人と結婚していて不倫など許せない」という話が出てましたけど、じゃあ嫁がブスなら不貞の関係を築いていいのかという話になるし、そもそも男も女も歳を重ねるごとに外見の美醜から解き放たれて本当の人間性を開拓していくものだと私は思ってます。
芸能人だから仕方がないのかもしれませんが、やはり彼らも人であり、優れた部分と引き換えに、人間としてアカン部分は私ら一般人と同様に抱えていることも含めて考えてあげるべきだと思うんですよ。
そういう界隈というのは、無原則に仲間内をおだてたり、一緒にウェイウェイ遊びながらグループを作ってやっている人たちです。決して「お前、結婚したばかりなのだから、そういう遊びは控えておけよ」とか「奥さん、出産したばっかりで赤ちゃんワンオペで育てるのは大変なんだぞ。帰ってやれよ」などと釘を刺すことはしない。むしろ、やらかした奴に対して慰める以上に調子に乗らせる効果があって、今回の箕輪厚介さんも一定期間しおらしくしていれば早々に復活の芽があったものを、仲間内のサロンに向けて「何がセクハラだよボケ」とやってしまったら大変なことになります。