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有楽町、上野、銀座…60年前の東京には何がある?《秘蔵フルカラー写真17枚・山手線東側編》

1950年代の浅草 都営浅草線が建設中

都営浅草線の建設工事現場を通り過ぎる都電(台東区)1959年6月13日 ©J・ウォーリー・ヒギンズ

 都営地下鉄の建設が始まった当初の浅草。都営浅草線と日比谷線はほぼ同時期に建設が進められた。しかも、偶然だとは思うが、両方とも、北東の端から建設を始めたんだ。日比谷線は最初に北千住から人形町までが開通した。浅草線も最初にできたのは人形町までだった。

都営浅草線浅草駅付近(台東区)1960年12月26日 ©J・ウォーリー・ヒギンズ
都営浅草線浅草駅付近(台東区)1960年12月26日 ©J・ウォーリー・ヒギンズ

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 浅草線はオリンピックのために建設されたわけではなく、長期的な計画に基づいて作られたものだが、オリンピック開催までに優先すべきプロジェクトを決めていく必要が出てきた段階で、浅草線と日比谷線は優先順位の上位にきた。地下鉄工事中は、道のあちこちに木の板が敷かれ、板の下では建設工事が進み、人々が道路ではなく板の上を歩く風景が見られた。