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2020/11/23

source : 文藝春秋 digital

genre : エンタメ, 芸能, テレビ・ラジオ

「川島(劇団ひとり)、いいか。明日にでも売れるつもりでいろよ」

――運をつかむ秘訣って、何かあるんでしょうか。借金して早朝ヘルスには行ってたけど、でも、これだけは欠かさずやってた……ということは?

ひとり しいて言うなら、やっぱり継続じゃないですかね。継続しないことには選ばれはしない。昔、デンジャラスの安田さんに言われてすごく感銘を受けた言葉があって。「川島(劇団ひとり)、いいか。明日にでも売れるつもりでいろよ」って。「明日選ばれても全然構いません」と言えるぐらい備えておけって。

 なぜなら「僕らはまだ早いです。まだ準備できてません」と言ってしまって、デンジャラスさんは1回チャンスをふいにしているんですよね。1回世に出かけたんだけど、「俺たちはまだネタだけで、テレビの対応はできてない」という意識があって、チャンスをつかめなかったということを飲みながら話してくれて。だから、いつチャンスが回ってきても遠慮しないで売れるつもりでいなくちゃいけないんだなというのは、ライブに出ている時から思いました。

 

――いつ「代打川島」と言われてもいいように、準備しておかなきゃいけない。

ひとり そうですね。ただそんないい言葉を言った安田さんが全然売れてないですからね(笑)。だから、まだ打席が回ってきてないんじゃないですか。

――ゆくゆくは「コントの日」から新しいスターが生まれるかもしれない。

ひとり 確かに今はある程度力のある人間だけを呼んでるけど、そうじゃない枠というのもあってもいいかもしれないですね。

「お前はこうだからダメなんだ」「ネタをこうしろ」は全部無視

――ひとりさんは若手の頃、結構怒られました?

ひとり これといってそんなにないかな。まあでも、事務所のオギノさんというマネージャーが若手全員を統括していて、よくネタのダメ出ししてて。その人からの「お前はこうだからダメなんだ」「ネタをこうしろ」とかは全部無視してましたね。

 

――無視して大丈夫だったんですか?

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