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ミスチル桜井和寿 「innocent world」とは一味違う“非さわやか”なリリックの秘密

12年ぶりに「紅白歌合戦」に出場

2020/12/01

ニューアルバム発売のMr.Children、“非さわやか”こそ真骨頂

 極論、Mr.Children(以下、ミスチル)の桜井和寿さんは、さわやかではありません。実は、とても“非さわやか”な男です。

 ミスチルの大ヒットしたシングル曲や、CMやドラマのタイアップ曲ぐらいしか知らない人たちからすれば、ミスチル曲のほとんどを作詞・作曲しているヴォーカル桜井和寿さんは、純愛を歌うさわやか兄ちゃん(もう50歳ですが)という印象でしょう。ですがアルバム曲までくまなく聴いているミスチルファンは知っているんです。“非さわやか”な桜井和寿さんの世界観を……。

 1989年に結成したミスチルは、1993年にリリースした4thシングル「CROSS ROAD」でブレイク。5thシングル「innocent world」(1994年発売)や6thシングル「Tomorrow never knows」(1994年発売)は、一気にミリオン越えのメガヒットとなり、それ以降、日本音楽シーンの第一線で活躍し続けているのはご存じの通り。

『SOUNDTRACKS』

 日本を代表するロックバンドとも言えるミスチルが、タイアップ曲を複数収録した20枚目のオリジナルアルバム『SOUNDTRACKS』を、12月2日にリリース。そして今年は12年ぶりとなる『NHK紅白歌合戦』への出場も発表されています。

 そんなミスチルを振り返るべく、今回は恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が、往年のミスチル曲のなかからあえて、“非さわやか”な桜井節が繰り広げられる曲を考察していきたいと思います。