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《拝み倒して、押し倒して》佐藤健、中村倫也、キムタク、川上洋平…ナイーブな男を描き続ける“神様”北川悦吏子の「俳優起用術」

2021/01/13
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《ようぺ、ドラマ出るの!?》

《ようぺがドラマ出るとかすごすぎるし俳優よりかっこいい気がする》

《ドラマのようぺさんがどストライクすぎて……》

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川上洋平(「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」公式サイトより)

 11月19日、SNSのトレンドに《ようぺ》というワードがランクインした。SNSのつぶやきをチェックしてみると、「ようぺ」とはロックバンド[Alexandros](アレキサンドロス)のボーカル・ギターの川上洋平(38)の愛称のようだ(他に、ようぺいん、よぺ、洋平先生などもあった)。

 トレンド入りしていた理由は、菅野美穂主演×浜辺美波出演で注目される北川悦吏子脚本のドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系)にようぺが出演することが発表されたからだ。

女性の心をざわつかせる「ようぺ」とは?

[Alexandros]は音楽番組や音楽雑誌などの常連で、SUBARU「XV」CMソングになっている「風になって」をはじめ、多数のタイアップ曲を持つ。[Alexandros]というグループ名や、川上洋平の名前や顔は知らずとも、曲を聴けば「あ、知ってる」となる人が多いだろう。

 しかし、ようぺがこんなにも女性の心をざわつかせる存在だったとは……。さすが「恋愛の神様」と言われた北川悦吏子、相変わらず男性キャストの“選球眼”はなんて凄いんだろう。

(「ウチの娘は、彼氏ができない!」公式サイトより)

 北川悦吏子ドラマは「時代と合っていない」という批判を受けて久しい。しかし、いつの時代も変わらずに“いい男”をこの世に生み出してきた。ようぺの魅力を分析する前に、北川ドラマの男性キャラを振り返ってみよう。