第三者を装って溝口勇児さんを擁護する関係者も
そこへ、このWEIN溝口勇児さんのおカネの使い方は適切だった、なぜなら私が調査した結果シロだったからだ、とTwitter上で発言する猛者が現れます。「スタートアップ税務専門家」を標榜する藍原博也さんです。
WEINグループの会計を調査した公認会計士・税理士です。記事に誤り(明らかに誤解を招く記載)があり取り急ぎ、以下の通り指摘します。
— スタートアップ税務専門家 藍原博也 (@AiharaHiroya) February 24, 2021
①溝口氏は記事にある社宅の賃料(月額72万円)を全額個人で負担し、支払っています(WEINが負担しているわけではありません)。https://t.co/CmmVSGNoTS
↓リプ欄続く
なんかこう、第三者がWEINのおカネの使い方を調べたけど、問題となっている支出は溝口勇児さん個人に支払われる役員報酬などと相殺しているから違法でもなんでもないんだよという風情で出てきたので、一瞬「おっ、そうなのか?」と思うわけですよ。
でも藍原博也さんで企業検索すると、この溝口勇児さんのWEIN傘下にある「WEIN税理士法人」の代表社員であることが分かります。おい、第三者を装って「溝口さんはシロです」とTwitterに堂々と出てきておきながら、貴殿はガッツリ関係者じゃないですか。
さらに、このカラクリを深掘りしてみると、WEIN挑戦者ファンドの投資先は、当時溝口勇児さんが代表者であったWEIN系2社(WEIN FG社、WEIN IG社)で、そこから経営指導料毎月75万円相当を受け取るための別の法人「WEIN GROUP社」なる箱が作られています。そこは溝口さん個人会社になっているため、本田圭佑さんや千葉功太郎さん他投資家が怒り、他経営陣が溝口さんに辞任を迫ってもおカネの詰まった箱はWEIN挑戦者ファンドではなく、投資した各社から経営指導料を取ったWEIN GROUP社である以上、投資家も経営陣も泣き寝入り、粛々と退任して離脱するほかなくなっているように見えます。
一連の面白スキームではシード投資のテンプレ製作者であり、元金融庁、森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士でもある増島雅和さんの名前も投資家界隈では取り沙汰され、また、溝口さんの業務窓口は高橋宏治さんという溝口さんの前職のころからの付き合いの人物であるということで、こりゃまあ投資家からすれば一本取られてますねという話になります。