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類は友を呼ぶ?

 当然、督促をする者として気になるのが、

「ちゃんと貸してもらえるの?」

「そのお金ってちゃんと返ってくるの?」

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 ということだったりするのですが……。

「あ、すみません~。相手もお金がないって言われちゃって、お金返してもらえませんでした」

(お、お客さまぁぁぁぁ、やっぱりー‼)

 入金日になっても入金がなく、案の定……、と崩れ落ちる私。人からお金を回収する難しさは私にもよく分かります。そしてそのお客さまは、やっぱり支払い期日の延長を希望してくるのでした。

 ある日突然、友達が「お金を貸してほしい」と言ってきたら、どうしますか? その人が大切な人であるなら、いくらでも都合するし、きっとなんとかして助けてあげたいと思いますよね。

 でも、考えてみてください。

 そもそも誰かがお金を貸してくれる人なら、カードでお金を借りる必要はないのかもしれません。友達に気軽にお金の貸し借りをお願いするような人からは、どんどん人が離れていってしまうもの。そして「類は友を呼ぶ」ではないですが、結果的にお金の貸し借りを平気でできる(そして平気で返済の約束を破る)ような関係のお友達だけが残ってしまうのかもしれません。

それでも貸した場合〈友人間の督促テク〉

 たとえ少額だったとしても、友達同士のお金のやり取りには抵抗があるという人も多いと思います。だけど社会人をしていると、借金でなくてもお金の請求をしなければいけないこともあります。たとえば飲み会の代金の集金などです。

 飲み会の幹事は出席者全員からお金を集めなければいけないけど、酔っ払ってうっかり代金を支払わずに帰ってしまった人がいると、後日改めて「払って」と声をかけるのは気が引けるものですよね。

©iStock.com

 そういうときは、「支払って!」ではなく「何日だったら支払える?」とズバリ日付で聞くのがおススメです。そうすれば、角が立たずに支払いのお願いをすることができます。

 人間の脳とは疑問を投げかけられると、その瞬間から無意識に答えを考え出してしまうのだそうです。そこで、要求するのではなく質問をする。すると相手の脳は自然に「何日だったら支払えるかな?」と考え出してしまうというわけです。

 質問をぶつけて、そこで相手に「○日だったら支払えるよ」と言われたら、その瞬間に「じゃあその日によろしく!」と約束してしまえば、入金約束の完了です。

「飲み会の代金支払って!」と言うと相手を責めているようで、言われた相手もあまりいい気はしないのですが、払える日付を聞かれると意識が質問に回答することに向いてしまうので、何のわだかまりもなく集金をすることができるのです。

「要求」ではなく「質問」で!

 これが友達相手にお金の支払いをお願いするときのポイントです。