倉科氏が記者に語ったことは……
「ちゃんとした取材もせずにいきなり質問を送ってくるのは失礼でしょ? 私は警察にも相談しながらこの仕事をやっているんです!」
倉科氏は記者が送った質問について、こうまくしたてた。
「被害者がいるというのであれば、裁判を起こせばいいでしょう。そもそもこっちで被害者としてクレームが来ている人は9人で、全て返金は完了しております。僕は正々堂々やっているから、『FRIDAY』の取材も受けている。文春の●●さん(名前を挙げたが該当する人物はいなかった)も知っている。こんな失礼な取材ないぞ! 告発している女性たちについてもっとちゃんと調べろ!」
倉科氏の主張は「告発している女性たちは信用ならず、自分をハメようとしているのだ」というものだった。会って詳しく話を聞きたいと言うと、こう答えた。
「会わないなんて言ってないだろ、ちゃんと調べた上で取材してくれれば会うって言ってるだろ。忙しいから夜の12時過ぎなら(電話に出る)」
倉科氏はそう言うと電話を切った。その言葉通り、深夜12時過ぎに再度電話をしたが、倉科氏が対応することはなく、その後も何度か電話をかけたがすぐに切られてしまった。
その後、4月1日に倉科氏からLINEでメッセージが送られてきた。
《ご返答 取材は、受けません。今一度、質問事項確認して下さい 初歩的ミスもあり、弁護士と相談した結果、情報提供者及び、記者に、内容証明送付いたします》
《今後は、弁護士と、お話してください 内容証明に、弁護士事務所記載されます。また、情報提供者による、第三者の恐喝、脅迫認定しましたのを、お伝えいたします》
Y子氏からは、4月1日に《倉科さんの方に問合せして下さい》とだけ、LINEで返信があった。しかしその後、期日までに倉科氏から内容証明付き文書が送られてくることはなく、連絡も取れなかった。
文春オンラインでは4月11日、A子さんとB子さんの告発記事「“パパ活感覚”は危険 超高級交際クラブの甘いワナ」(#1、#2)を公開。すると倉科氏から編集部へ電話があった。そこでは約40分にわたり、このような主張を展開したのだ。