「告発している女性に『虚偽通報』をされた」
「そちらに告発している方たちは信用ができない。私たちに嫌がらせをしていた人たちですからね。ちょうど1カ月くらい前、横浜のビジネスホテル(※A子さんやB子さんに講習を行ったホテル)の一室でX子さんやY子さんと打ち合わせをしていたら、いきなり警察が流れ込んできたことがあったんです。警察は私たちに『ここで売春しているという通報があった』と言っていました。でも私たちはみんな服を着ていたし、売春なんてやっていない。そう説明すると警察は『虚偽通報ですね』と言って帰っていきましたよ。この虚偽通報をしたのが、今回告発をしている女性たちのなかにいる」
倉科氏によると、ホテルの外では見知らぬ外国人女性が「ここで売春してる!」と叫んでいたのだという。
「その日に夜にLINEが来まして。《今日、通報したのも騒いだ女性も私ですと。エージェントから外国人女性を雇って私がやったんです》ってあったんです。このLINEを送ってきたのが、今回文春に告発している女性です」(倉科氏)
しかしA子さんやB子さん、C子さんに確認したところ、警察に通報した事実はないという。また、倉科氏はC子さんとのトラブルについてはこうも主張した。
「文春に告発をしているという3人のうち1人からはすごい暴言を吐かれたことがありましてね。面接で交際クラブへ紹介するにあたっては『事務手数料をもらいますよ』と説明をすると、(C子さんが)その場にいる人が振り返るほど大きな声で、『詐欺だ!』と叫んだんです。その場では1人の男性がジッとこちらを見ていた。あれは文春の記者でしょ? あれは私をハメるためにわざとやったんだと思う」
その当時のやりとりについては、上述した通り、録音テープに残っている。確かに倉科氏はC子さんの発言に激怒している。しかしC子さんは常識的な声量と落ち着いた口調で「違法に反することなので」と発言しており、大声で叫んでいる様子は確認できなかった。
“性的な講習”は希望する方にやっている
このほかにも“性的な講習”については「希望した方にやっていることで、全員にはやってませんよ。男性に高額のギャラを交渉するために、本番と同じシチュエーションで訓練する必要がある」などと語った。
「僕のところで動いている人間は通常の20倍は稼いでる。そのノウハウを提供するのが仕事なんです。食事中のTPOから衣装のことなどから全部教えます。ティーチングっていうんですかね。講習もそれの一環です。
X子さんはランチで1回500万円は稼いでいます。本人に聞いてもらって結構です。超高級交際クラブ『P』はそのくらい払える男性だけを僕が選別して集めたサークル。X子さんにもそういう男性を紹介したわけです。2人は今も付き合っているはずですよ」(倉科氏)
倉科氏は反論する中で、X子氏についてこう自信たっぷりに述べていた。
だが実際には、X子氏が所属する芸能事務所の担当者からは「うちのX子も被害者なんです」と記者へ連絡があったのだ。
「止めたかったが、倉科氏が怖くて止められなかったようです。本人が事情を話すと言っています」
倉科氏の“右腕”だと思われたX子氏。取材班はさっそくX子氏に話を聞いた。(#3に続く)
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4月18日(日)21時~の「文春オンラインTV」では担当記者が本件について詳しく解説する。