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27位「手袋自販機」
「自販機で手袋なんて売れるのだろうか?と思うかもしれない。岩手県矢巾町の『岩手トラックターミナル オートスナック24』で発見した手袋自販機は作業員や運転手に需要があるのだろう。私は全国を旅してレアな自販機を探しているが、その他では徳島県阿波市の『コインスナック御所24』の片隅でひっそりと稼働しているのを見たくらいだ。需要があれば、時には無くても何でも自販機で売ってしまう気概があった時代が日本にはあった」
26位「乾電池自販機」
「現代ではほとんど見かけなくなったが、大型電気店など無かった昭和の時代には町の電器屋さんの前によく置かれていた。今ではバッテリーといえば充電式が当たり前だが、当時は乾電池が基本だった。松下電器のブランド『ナショナル』も懐かしい。写真の自販機は岡山県高梁市の『自販機コーナータニモト』で稼働している一台」
25位「カップヌードル自販機」
「カップ麺の自販機はまだ全国を探せば観光施設や道の駅などで稼働しているものもある。写真のものは初代の機械で、当時最先端のファッションとして売り出したカップヌードルの時代性を感じさせるデザインとなっている。
初代機の凄いところは、蓋をしたままのカップヌードルを給湯部に入れると、管が上から降りてきて蓋をグサッと突き破って給湯するというダイナミックな機構だった。埼玉県久喜市の『オートパーラーまんぷく』では2台並んで稼働する姿が現在でも見られる」