地方で“独自の進化”を遂げた「ローカル飲食チェーン」。なかでも、ハンバーグは全国チェーンにライバルも多い激戦ジャンルだ。日本全国の飲食チェーン店を巡る旅を続けるライターのBUBBLE-B氏に、旅をしたら立ち寄るべき全国に点在する「ローカル・ハンバーグチェーン店」ベスト15を挙げてもらった。
まずは15位から順に、店舗と料理の写真付きで紹介する。(全2回の1回目/#2を読む)
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15位 トマト&オニオン(京都)
ローカルなハンバーグチェーン店特集ということで、どこまでをローカルチェーンとするかは難しいところだが、まずは京都の舞鶴で1973年に創業した「トマト&オニオン」。現在はすかいらーくグループに属しているが、北陸と近畿には古くからの直営店が多く現存し、ローカル色を今なお残すハンバーグレストランだ。
そんなトマト&オニオン伝統のハンバーグといえば「チーズたっぷりイタリアンハンバーグ」。ハンバーグの上に輪切りのトマトが載せられ、それを覆うようにかけられたチーズフォンデュとトマトソース。トマトの酸味とチーズのマイルドさがたまらないメニューだ。
チーズと共に食べるハンバーグはフワッと柔らかく、トマトとのコンビネーションも抜群。下に敷かれたオニオンと共に、店名になったトマト&オニオンが味わえる。また、牛肉100%の「弾丸ハンバーグ」も人気メニューだ。肉肉しさをストイックに求めたい時は弾丸ハンバーグがおすすめだ。
トマト&オニオンのもう一つの名物といえばカレーライス。少しビターな味わいの黒いルーが特徴で、これが食べ放題になっているのが嬉しい。