岡崎 以前から自分一人の番組をずっと作ってみたかったんですが、去年から京都の街ブラ番組をやらせてもらってまして、それで夢が一つ叶いました。僕以外、タレントさんもミュージシャンもあまり出ていなくて、一人で街を歩いてご飯を食べたり、何か体験をしてみたりと、楽しくやっています。ただ、やっぱり人前に立つ仕事として、適切なコメントを残せているか、自分らしさが出せているかを試されている部分はありますね。
基本的にはやっぱり音楽が一番で、ずっと音楽を続けるというのが前提ですが、その中でお芝居させてもらったりとか、バラエティーに出させてもらったりとか、そういうところで自分の第二の武器みたいなものを探れているのが、今はすごく楽しいです。
“ヒャダインさんとのお寿司”の記憶
――ところで、デビューされてから今まで、特に楽しかったことを挙げるなら何になりますか?
岡崎 楽しかったこと……。ヒャダインさんにお寿司に連れて行ってもらったことですね。めっちゃ美味しかった!
――それはどんな流れでご一緒されることになったんですか。
岡崎 『ポケんち(ポケモンの家あつまる?)』という、ヒャダさんが出ている日曜日の番組がありまして。デビューして1年目くらいの頃に、その番組にゲストで出させてもらったんですが、そこで「この後、時間あったらご飯でも行こう」と誘ってくださって。当時ヒャダさんが住んでいた家の近くのお寿司屋さんに連れていってもらいました。そのお店で、今まで食べたことがないウニを(笑)。
塩水ウニっていうんですが、それをお寿司で食べさせてもらって、“先輩の金で食う寿司!”みたいなのを初めて体験したときに、なんかすごい「芸能界きたな……!」って実感しました。
「ずっとヒャダさんの背中を見てきた」
――ヒャダインさんとはどんなお話をされましたか。
岡崎 そもそもヒャダさんは音楽の軸がありつつ、ラジオやバラエティーなどでも多岐にわたって活躍されていて、僕が理想とする活動の仕方にとても近い人なんです。
ずっとヒャダさんの背中を見てきたし、だからどんな気持ちでやっているか、どんな風に仕事をしたいかとかを聞いたと思います。あとは何話したかな……、『ドラクエ』何が好きかとか、そんな話かな。
でも、そこでは直接的なアドバイスというよりも、その会話をしているときに、自分の話になるとすごく恥ずかしそうに喋る感じとかを見て、こういう人が音楽業界や表舞台で長く活躍できる人なんだ、みんなから愛されている人なんだ、というのを実感しました。それは言葉で教えてもらわなくても、その場の空気を感じとれば、自分で解釈できるものだと思うので。
――ヒャダインさんしかり、これまでご覧になってきて、表舞台で活躍されている人の共通点ってありましたか?