岡崎体育はどんな“生徒”だった?
岡崎 学級委員や合唱コンクールのリーダーをしていた時期もありましたが、基本的にはそんなに目立つタイプでも、地味なグループでもなかった気がします。そもそもあまりグループのようなものがなかったのかな。明確なカーストとかヒエラルキーもなく、みんな仲良かったイメージがありますね。
すごい腰パンしてポロシャツの下に柄シャツを着ているような奴と、勉強がめっちゃ得意な奴が、休み時間に普通に話をするような学校で、特に自分の立ち位置を気にしたことはなかったですね。
――とはいえ、学級委員や合唱コンクールのリーダーだったということは、周りからはしっかり者のイメージで見られていたのでは?
岡崎 ……というのもあるかもしれませんが、あとは高校に行きやすくなるという狙いもありまして(笑)。内申点稼ぎとして、部活の先輩から学級委員やったほうがいいぞって言われたんです。でも、人をまとめたり、仕切りたがりな部分もあるので、性には合っていた気がしますね。
ドラマの現場で学んだ「間と目線」
――2016年にデビューされてから丸5年。ご自身の中で変化したことはありますか。
岡崎 元々そんなに緊張しない方ですが、代わりにすごい汗をかいていたんです。ドラマに出させてもらったときも、精神的には緊張していないはずやのに汗が凄くて、 “僕の汗拭き待ち”とかあって。それがだんだん、デビューしてからは体が慣れて、なくなってきましたね。
――岡崎さんから見て、ドラマの現場はいかがでしたか。
岡崎 普段の音楽の現場では培えないものがたくさんありました。一番勉強になったのは、間とか目線。ステージ上で歌っているときの目線って意外と難しくて、ステージングセンスも問われたりします。でも、俳優さんのお芝居を見ていると、ゆっくりと眼球を動かしているイメージがあって、全然キョロキョロしないし、そうすることで演技が自然に見えている。そう気づいてからは、自分のライブでも、特にネタ曲じゃないときは一点を見つめるとか、少し意識を変えましたね。
――ご自身が出演されたドラマは、後から見返しますか?
岡崎 見ます、見ます。自分ではこの演技はどうかな?と思っても、監督さんからOKが出て、現場でプレイバックできないままオンエアになることもあるので。自分がどんな顔をしていたか確認して、もうちょっとここを溜めた方が良かったかなとか、次への課題を見つけたりもします。それはドラマだけじゃなくて、ライブのDVDを見て、もうちょっとうまくできたかなとかもあるんで、基本的に出来上がったものはチェックしますね。
――音楽はもちろん、ドラマやバラエティーなど様々な舞台で活躍されていますが、今、岡崎さんが一番興味のある分野は何ですか。