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断り文句は「シンプル」かつ「ストレート」に
空気を読んで人との摩擦を避けたがる日本人は、「イエス」「ノー」をはっきり言うことに慣れていません。そのため、頼まれたことや誘われたことを断るときも、「できればやりたいんですが」「本当は行きたかったんだけど」などと、ついついよけいなことを言ってしまいがちです。
しかしそう言われると、「やりたいと言うならやってよ」「本当は行きたいなら来ればいいじゃない」と思ってしまう人もいるのです。場合によっては、「本当にその気があるなら他のことを調整してでも来てほしい」と突っ込んでくるかもしれません。
また、「その日は別の約束があって」と言い訳するのもよくありません。別の予定を優先するのは、「あなたより大切なことがある」ととらえられ、相手の気分を害することもあるからです。断るときは率直に、「その日は都合が悪いので行けません」と言うのが一番です。
また、断るときに、間違っても「病院に行く」などと嘘をつかないことです。
実際、嘘をついて仕事を休んだ日にディズニーランドで遊んでいたら関係者と出くわして、またたくまに会社に噂が広がって信用を失ったと嘆いていた人もいます。よけいなひと言で墓穴を掘ることもあるのです。
断り文句は「シンプル」かつ「ストレート」に。