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「本当にこれでいいのか?」確認する手間を惜しまない
「その仕事は自分の担当じゃないと思っていた」「それはやらなくてもいいつもりでいたので」という言い訳を、みなさんも一度はしたことがあるのではないでしょうか。
誰でも「自分の非」を認めるのはイヤなもの。だから何かのせいにしたい、知らなかった自分は悪くない、という思いから出てくる言い訳なのですが、言われたほうは責任転嫁にしか聞こえません。
こういう場合は、「そういう認識はしていませんでした」と状況を伝えましょう。そして同じ失敗をくり返さないために、「今後はどのように確認すればいいでしょうか?」と聞いてください。「今後の対応策の相談」は必須です。
そもそも、自分と相手はまったく違う人間です。どこまで何をやるべきかを確認せずに、お互いの「つもり」がピッタリ噛み合うわけがありません。その違いを自覚せずに、あいまいなコミュニケーションのまま仕事を進めていると、同じような行き違いはまた起こります。
肝心なのは、自分の「つもり」が間違っていないかどうか「確認」して、「認識」するところまで落とし込むことです。「この仕事はここまでやればいいだろう」「これはやらなくていいだろう」と自己判断で決めつけずに、「本当にこれでいいのか?」と確認する手間を惜しまないこと。言った・言わないは、人間関係に大きなヒビを入れますので慎重に。