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「ダメ」「イヤ」とバッサリ拒否するのはソン

 

 友だちや会社の仲間と食事に行ったり、旅行に行ったりするとき、「私、辛いのはダメだから」「オレ、飛行機はダメだから」と、自分が苦手または不得意なものを“完全否定”したことはないでしょうか? 「ダメなものは早く伝えておいたほうが、後で迷惑をかけないから」と思って言う場合もあるかもしれません。しかし言われたほうは、「せっかく楽しい気分になっていたのに、わがままな人がいるとテンション下がるわ」と思うでしょう。

 また、「ダメ」という言葉は、1ミリも譲歩の余地がないと思わせる“強い圧力”を感じさせます。そのため、協調性がない自己中心的な人だと思われてしまうことも。

 もし同じことを伝えたいのであれば、「スパイスが苦手なので、辛くない料理だと助かるな」とか、「申し訳ないけれど飛行機が苦手だから、現地で待ち合わせできるとありがたいです」というふうに、謙虚な姿勢でプラスのニュアンスに言いかえましょう。

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 ポイントは、自分がどんなにダメだと思っていることでも、一方的に相手を否定したり拒否したりしないこと。食べ物にアレルギーがある場合などは、行動をともにする人にはっきりと伝えるべきですが、趣味嗜好や生活習慣は人それぞれ。自分の好き嫌いや価値観の押しつけは人間関係の悪化につながりますから、言い方には細心の注意を払いましょう。

「ダメ」「イヤ」と切り捨てて言うのは、あなたが損ですよ。(「お願いごと」編も読む)