それよりも何よりも、宮様が話している「多くの人が納得し喜んでくれる状況になる」ことが大切なのだと思います。宮様や国民に対する、小室さんの信頼の回復が重要です。その第一歩としての金銭トラブルの解決です。相手と和解することです。そして、小室さんは、宮様や眞子さま、国民に対してもっと誠実に向き合う必要があると思います。
コロナ禍でもあります。小室さんは時間をかけてでも一歩ずつやり直してほしい。そうでないと、婚約に当たる納采の儀などを経た上での手順を踏んだ結婚や秋篠宮さま、国民から祝福される結婚というのは、なかなか難しい、と思います。
いろいろな男性とお付き合いをしてからでも遅くはなかった?
先ほど私は、「結局、この問題は、眞子さま問題なのだ」と、お話ししました。「眞子さまに始まり、眞子さまに終わる」と、話しましたが、その主役の眞子さまの姿勢に、私は当初から違和感を覚えています。
2017年9月3日午後のことです。私は、眞子さまの婚約内定会見に伴うテレビの特別報道番組に出演するため、TBSスタジオにいました。眞子さまの婚約が内定し、この日、東京・元赤坂の赤坂東邸で、2人揃っての記者会見が行われました。私はライブで、モニターに映し出された幸せいっぱいの眞子さまの姿を見つめていました。
眞子さまは、交際の経緯などについて、初めて国民に語りました。「月だ」「太陽だ」という発言が出て、いろいろと話題になりました。会見では、大学生時代の12年9月、英国の大学に留学する直前から小室さんと交際を開始。帰国後の13年12月に小室さんからプロポーズされ、眞子さまは、その場で承諾したことが明かされました。交際を始めてからわずか1年数カ月後のことです。翌14年の卒業を控えていました。まだ、大学生の時代に2人は結婚を約束したことになります。
「当時、お互いに、お付き合いをする人は結婚を考えられる人でありたい、という共通の認識がございましたので、結婚につきましては、当初より念頭にございました」
「私の心は決まっておりましたので、プロポーズはその場でお受けいたしました」
会見で眞子さまが、真剣な表情でこのように答えました。私は、テレビ番組の本番中にもかかわらず、かなり動揺しました。「なぜ、そんなに結婚を急ぐのだろうか」「結婚に向かって一直線だな」と、素直にそう考えました。交際開始時点から、まず結婚ありきの眞子さまに違和感を覚えたのです。
親目線かもしれませんが、今の時代、いろいろな男性とお付き合いをしてからでも、結婚を決めるのは遅くはないと、私は思いました。でも、自由な恋愛が彼女に許されるのかなという危惧も抱きました。また、同時に皇室に生まれたがゆえの、不条理な立場に置かれている眞子さまの心中をおもんぱかりました。
この内定会見以来、私は「なぜ、眞子さまは、そんなに結婚を急ぐ必要があるのだろうか」と、ずっと考え続けました。そんなある日のことです――。(後編へ続く)
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