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「我慢してる姿をいろいろ撮る」「オシッコだと1回6000円」…体を売り続ける女性が語る“パーツモデル”バイトの“暗部”

『限界風俗嬢』より #5

2021/08/24
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チャットレディも経験

「でもなんか、これが、この仕事が人気らしくて、なかなかこう、回ってこなくて、

 同じところで『チャットレディって興味ある?』って言われて、私も『あ、やってみたいでーす』とか言って、2回目、4月くらいに行って、そのときにチャットレディみたいなやつをやったんですよ」

 いわゆるオンライン会議のようなかたちで、男性客とパソコンのカメラ越しにやり取りをする仕事だ。

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「どんなことをやったの?」

「なんかオナニーするところを見せる、みたいな……」

「それは全部脱いだの?」

「いや、見せちゃいけないところが法律的にあるんで、乳首まではオッケー、みたいな。下はパンツ穿いたまま、手を入れて触ったフリしたり」

「それでいくらになったの?」

「はーでもなあ、安かったなあ、これ。3時間くらいやって、あとこのとき、オシッコ系の撮影も一緒にやっていいってことだったんですよ。それとかも一緒にやって2万円くらいの金額だったから……。チャットレディに関しては1万3000円くらいだったかな。それにオシッコと、そのときはオナラもやって、全部でそれくらい」

 聞いている私も、徐々に感覚が麻痺してくる。安い、安すぎるとは思うが、まあそれもどうでもいいか、といった具合に、すべてにおいて投げやりになってしまうというか……。

そんなに怖いとか恥ずかしいはない

「その仕事はそれ以降もやったの?」

「いやもう、その2回で終わりました……」

 続けてカオルが口にしたその理由は、まったく予想もしていないものだった。

「オシッコ我慢すんのが、もうめちゃめちゃキツイんですよ」

それかい、と心のなかでツッコミを入れた。

「1回目に行ったときの次の日なんて、オシッコに行くたびに尿道が痛くなっちゃって、ンフフフフ……」

「この期に及んで聞くのもなんだけどさあ、カメラの前でふだん人に見せない行為を見せるわけじゃない。羞恥心という面ではどういうふうに受け入れてたのかなあ」

「う~ん、なんか、相手があまりに遠い存在になり過ぎたら、あんまり実感がわかないんで。そんなに怖いとか恥ずかしいはないですね」

「遠い存在になり過ぎるとは?」