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「“パパ活”で月に600万円送ってくれた人もいました」 ススキノで体を売る“元銀行員”女性が明かした「働く理由」と「後悔」

日本色街彷徨 札幌・ススキノ#3

2021/09/04
note

「ススキノのホストと一緒に住んでいます」

――辞めた理由は?

「銀行だと上司との飲み会とか人間関係が面倒くさいんですよ。風俗だともっと自由ですし、もっと稼ぎたいなと思ったんです」

 風俗に身を置いて現在で7年、銀行を辞めてから3年が経った。自身の決断に悔いは残していないのだろうか。

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「やっぱり、ちょっと後悔はしてます。銀行は辞めなきゃよかったかなって。今の仕事は何も履歴書にも書けないですし、取り敢えずは銀行なら給料は安いですけど安泰ですしね」

――今は、恋人はいるんですか?

「ススキノのホストと2年3ヶ月前から一緒に住んでいます」

かつて営業していたカネマツ会館 ©八木澤高明

 1時間ほど話を聞いただろうか、そろそろお店に行かないといけないとのことなので、めぐみさんは喫茶店を出た。

 私は彼女の後ろ姿を眺めながら、ふと最後に話したボーイフレンドと彼女の関係のことが気にかかった。初対面の私が何を感じようが彼女にはまったく関係のないことだが、とにかく2人の幸せを願わずにはいられなかった。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

「“パパ活”で月に600万円送ってくれた人もいました」 ススキノで体を売る“元銀行員”女性が明かした「働く理由」と「後悔」

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