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製造年の古いタイプのエアコンには「内部クリーン運転」といったモードが搭載されていないこともありますが、その場合には、意外なことに「暖房運転」を30分ほどかけることで、水分がしっかり飛ぶのだそうです。
ただ室温の高い夏の場合、この暖房運転をかける際には設定温度30度程度(暖房の設定温度上限くらい)にすること、在宅時なら窓を少し開けておくこと、暑さが残る日ならお部屋に人がいない環境で実施すること、を心がけましょう。
「送風運転でも乾燥しますが、3時間程度はかかります。前後の予定などを考えて、送風か暖房か選ぶと良いのではないでしょうか」
外注クリーニングの判断基準は?
そしてこの「カビの有無」こそが、概ね、外注でのエアコンクリーニングを必要とするか、しないかの判断基準になります。
「手動掃除モードにすると運転を止めていてもフラップが開いて内部を覗き見ることができます。黒いカビのコロニーがこの時点で確認できてしまう状況なら、熱交換器やその奥にも生えていることが考えられるので、エアコンクリーニングを依頼するタイミングだといえます」
暑さが一段落して喉元過ぎれば、すぐにその有難さを忘れてしまいがちです。でもエアコン、来たる冬や、次の夏にはまた活躍させないわけには行かないことでしょう。エアコンのケアを行うならば、凪である秋の「今」しかありません!
まずは「セルフ」で、フィルターを正しく引っ張り出してみるべく、おうちのエアコンの取扱説明書を発掘、または検索してダウンロードするところから始めてみてはいかがでしょうか?