《埼玉》一里飴
埼玉銘菓の1つである「一里飴」の歴史は古く、室町時代に医学者が梅の蜜を使って作った薬用飴が起源と言われている。現在も砂糖、水あめ、はちみつのみで作られている。洋に振り切りがちな菓子業界の中、貴重な和の愛らしさを持つ缶。木綿の着物を思い出させる。
《千葉》オランダ家
1949年創業の菓子とケーキの店「オランダ家」。2018年9月、店名である“オランダ”生まれのミッフィーの作者であるディック・ブルーナ氏の子どもたちに向けたまっすぐな思いをお菓子を通して伝えていきたいと思い、コラボがスタート。当初は数量限定での発売を予定していたが、あまりの人気に定番商品となった。ミッフィーの世界観を大切にした、かわいいながらもシンプルなデザインで非常に完成度が高い。そして1つ1つに“小さなトリビア”がある。
《東京》パレスホテル東京
「丸の内1-1-1」というこのうえなく縁起のいい住所にある「パレスホテル東京」。大事な打ち合わせや食事には必ずこのホテルを使う。そんなホテルのクッキー缶は、ホテルから望める悠久の緑をイメージしたカラーを使用。そこへパステルカラーのフォントをあしらい、気品ある缶に仕上がっている。
《東京》ルコント
1968年、アンドレ・ルコント氏が六本木にオープンしたフランス菓子専門店。2010年、一度その歴史に幕を下ろすが、2013年“新生ルコント”として再度オープンした。そして2018年に50周年を記念して作られたのが「ルコント」オリジナル缶入りギフト。当初は限定販売の予定だったが好評を博し、現在も継続販売している。ルコント氏と子どもたちが描かれた50周年記念缶は大谷博洋氏、「ルコント」の代表的菓子である「スウリー」や「スワン」が描かれた地図イラスト缶は小林由紀氏がイラストを担当した。