コロナ禍で在宅勤務になり、始めた「リカ活」
――自分自身のオリジナルリカちゃんを作れるのが30代、40代の女性に刺さっているんですね。
管理人 「リカ活」自体はSNSでずっと見ていたんです。子供の時、リカちゃんで遊んでいたこともあったし、リカちゃん人形が家に何体もある! ってほどではないけどずっと憧れというか、好きな存在だったんです。だから就活の時には、タカラトミーを受けています(笑)。リカちゃん人形に携わる仕事ができたらなと思って。子供だけじゃなく、大人も楽しめるリカちゃん人形を作りたいとエントリーシートに書きましたが、結果は不合格で(笑)。そんなに甘くないよなと思いながら普通に就職して、今はOLをやっています。
でもコロナ禍、在宅勤務になり、外に遊びに行く機会が減って何か家でできる趣味が欲しいと思ったんです。その時にSNSで見ていた「リカ活」を自分もやってみようと決心しました。
リアルなリカちゃんの「現実」を描きたかった
――「リカ活」は、自分が着たかったけど着れなかった服を着せたり、なりたかったけどなれなかった職業をさせたりと、理想のリカちゃんを作る活動だったんですよね。でも管理人の場合は、リアルを追い求めたと。
管理人 そもそも私は人前に出るタイプではなかったし、あまり目立ちたくなかったんです。だからたとえリカちゃん人形だとしてもきらびやかな服を着せたり、華やかな生活をさせるのはなんか恥ずかしくて。それにいろんなリカちゃんがいる中で、こういうリアルなリカちゃんがいるのは当然だよねって。こうあるべきというくくりの中からはみ出して、「現実ってこんなもんだよ」「リカちゃんだって寝落ちすることもある」みたいな、そんなリアルを描きたかったんです。
リアルさは自分の実体験を再現
――そのリアルさは管理人の実体験からきているんですか。
管理人 そうです(笑)。基本的には自分の実体験です。YouTubeで出した「【社畜】新入社員リカちゃんの一週間【あるある】」なんて私の新入社員のときの経験そのものです。だから会社の人が見たら、「あれ?」って気づくかもしれないですね(笑)。
でもこの動画もたくさんの方から反響があって、「わかる〜」とか「こういう上司いるよね」とか、いろんな声をいただけて、こう思ってたのは私だけじゃなかったんだなとホッとしています(笑)。