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「加トちゃんって東京大空襲の前に生まれてる。そう考えるとめっちゃ歳離れてますね」加藤綾菜が語る“45歳年の差婚”

加藤綾菜インタビュー#2

 お笑いタレント・加藤茶さん(78)の妻・綾菜さん(33)。結婚当初、加藤茶さんが68歳、綾菜さんが23歳という45歳年の差夫婦の誕生に、激しいバッシングを受けながらも、今年で結婚10周年を迎えた。

 そんな綾菜さんに、2人が出会い結婚するまでを詳しく聞いた。(全2回の2回目/前編を読む)

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両親は「彼氏って加トちゃんだったの?」って(笑)

――結婚まで交際期間は、1年3ヶ月。交際中は周りの友達に話したりしたんですか。

加藤 小学校からの親友にだけ話しました。びっくりというより、「うそー。年離れすぎじゃない? 絶対騙されてるから」って言われて。でも長く続くもんだから、徐々に友達も応援してくれて、「2人はお似合いだよ」って言ってくれましたね。

 広島で加トちゃんの舞台公演があった時に、私の実家にも来てくれて、両親と顔を合わせました。

 両親には、付き合ってる人がいるっていうのは話していたんですけど、加トちゃんとは言ってなくて。いきなり加トちゃんが家に来たので、驚いていました。「彼氏って加トちゃんだったの?」って(笑)。でもすぐに、お父さんもお母さんも喜んでくれました。

©釜谷洋史/文藝春秋

――出会ってから、すぐに結婚したいという気持ちが?

加藤 いや、全然です。加トちゃんは、結婚願望ゼロでしたし。私もまだ学生だったから、結婚とかは全く考えていなくて。

 でも初めて加トちゃんの家に行った時に、オムレツを作ったら、「死んだお母さんが作ったオムレツと同じ味だ」と、加トちゃんがめちゃくちゃ感動してくれて。

――ただのオムレツですか? 何かお砂糖入れたりとか。

加藤 ただのオムレツです。めっちゃ普通の。ぷるぷるの半熟のやつではなく、カッチカチの薄いやつ。おばあちゃんから教えてもらったオムレツなんですよ。私のおばあちゃんと加トちゃんが同い年ぐらいで、あの世代の人が食べてた超シンプルなオムレツが刺さったみたいです。

 昔、加トちゃんが貧しくて何も食べるものがない時に、お母さんが作ってくれたシンプルなオムレツが、強烈に頭に残っているらしくて。加トちゃんって東京大空襲の前に生まれてるんですよ。爆弾が落ちてきた時の記憶があるらしい……。そう考えるとめっちゃ年離れてますね(笑)。

――オムレツが2人を結婚へと導いたと。

加藤 そうですね。運命を感じたとも言ってました。でも年齢差を考えると、結婚しないほうがいいのかなと悩んでいたみたいです。

 付き合って1年ぐらいした時に、これだけ加トちゃんを愛してるんだから、一生大事にできるっていう自信が芽生えてきて。別に、結婚にこだわっていたわけではないけど、結婚しない理由もないし。「この先もずっと一緒にいたいから、結婚という形を取るのはどう?」って、6月23日の朝に聞いたら、じゃあ結婚しようかとなりました。