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虫の声が響く静かな空間に女の子のアノ声が……

 コロナ以降にアウトドアにハマり、これまで7、8回ほどキャンプ場に行ったことがあるという瀬口舞さん(仮名、34歳)もパリピの迷惑行為にうんざりしたひとりだ。

 昨年9月、感染が再拡大する前に都内から車で3~4時間の場所にあるキャンプ場に3人の友人と訪れたとき、やはり大騒ぎするパリピ集団に遭遇したのだという。

──そのパリピ集団はいったいどんな迷惑行為をしたんですか。

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瀬口 男女7~8人の20代のグループだったんですが、まず単純にうるさいんです。夜8時すぎなのに、スマホをスピーカーに接続してテクノやトランスやEDMをガンガン鳴らし、彼らのサイトがまるでレイブのような雰囲気になっていましたから。

 それに加えて、最悪だったのは“フレイミングショット”をやり始めたことです。

©iStock.com

──アルコール度数の高いウオッカやテキーラをショットグラスに注ぎ、火をつけてストローで飲むというやつですね。

瀬口 海外のパリピがよくやるお酒の飲み方なんですが、盛り上がるのでとにかくキャーキャー騒がしいし、おまけに火を使うので危ない。

 案の定、火が女の子の髪か服に少し引火したらしく、「キャー!!」とすごい悲鳴が響きわたったんです。幸い大事にはいたりませんでしたが、あたりが騒然となりました。にもかかわらず、パリピたちは酔っていたせいだと思いますが、それを見ながらゲラゲラ笑っているんです。完全にヤバい人たちにしか見えませんでした。

──その騒ぎは何時ごろまで続いたんですか。

瀬口 さすがにほかのキャンパーから苦情が来て、その後は少しだけ静かになりましたが、たぶん夜10時か11時ごろまで続いたと思います。でも、夜中になると、今度は女性のアノ声が聞こえてきたんですよ。虫の声が聞こえる静かなキャンプサイトに……。

 抑えている感じの声なんですが、複数の女の子のアノ声が響き始めたときはギョッとしました。子どものいる家族連れのキャンパーはもう寝ていたと思いますが、もし起きていたとしたらさぞ気まずい思いをしたと思います。本当に迷惑な人たちでした。

◆◆◆

 前出の早川さんによると、このほかにも「ゴミの分別をしない」「炊事場の流し台が汚いまま」「タバコの吸い殻が詰まった飲料缶を放置」などの迷惑行為があったという。

 念のために言うと、上の証言に音楽フェスやクラブ好きな人への偏見を助長する意図はなく、あくまでキャンプ場など公共の場でのマナー低下に警笛を鳴らしたもの。これから本格的なキャンプシーズンが始まるので、くれぐれも迷惑行為には注意してほしい。

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