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“暴走族スタイル”のランボルギーニ、“全面メタル彫刻”のインパラ……国内最大の“改造車フェス”で出会った“ヤバい車”を徹底ルポ

“暴走族スタイル”のランボルギーニ、“全面メタル彫刻”のインパラ……国内最大の“改造車フェス”で出会った“ヤバい車”を徹底ルポ

2022/01/25

genre : エンタメ, 娯楽

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 ちなみに同社のパーツは、ジャスティン・ビーバーが愛車のカスタムに採用するなど海外からの注目度も高い。世界に誇る「究極のオラオラ」なのである。

ドリフト走行にも使用されるLiberty Walkのムルシエラゴ

全面「メタル彫刻」のギラギラボディ

 オートサロンの会場においては、やはり「ドレスアップ系」の車両が目を引く傾向にある。走りに重点を置いたチューニングカーは「マニア垂涎」の改造が施されているとはいえ、エンジンや足回りの「スゴさ」は外見からはわからない。どうしても、派手な照明に照らされた「やり過ぎ」な外観に目を奪われる。

メタル彫刻を施した車両で圧倒的な「ギラギラ感」を放つROHANのブース

 そのなかでも異彩を放つのが、ペインターの井澤孝彦氏が代表を務めるROHANだ。オリジナルの「メタル塗料」を用い、手彫りで立体的な模様を描く「エングレーピング」の手法によりボディを全面的に装飾する。車1台分の施工料金は1000万円を下らない。

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 会場内にバイクの展示は少ないが、「異形」の乗り物として目を引いたのがGORDONのトライクだ。ホンダ・ゴールドウイングをベースに、後方に高級車のリア部分を接続させたような「インパクト抜群」のルックスである。

GORDONの高級トライク。ブース奥ではDJがノリのいいダンスミュージックをかける

 トライクは道路交通法のうえでは普通自動車として扱われるため、通常の自動車免許で運転できる。3人乗りであり、トランクも備えているので小旅行も可能だろう。