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会場付近で摘発される不正改造車も

 車の改造には「走り屋」「ヤンキー」のイメージがついて回るけれども、車との付き合い方は人それぞれである。それまで改造やカスタムに無縁であっても、車を所有するなかで気になる点も出てくるかもしれない。

 オートサロンに出展されるのは、「ここをこうしたい」という気持ちを形にした車両であるとも言える。ニーズに合わせた仕様変更を積み重ねていった結果として、個性的な風貌の車ができあがる。

 会場内で出展車両について語り合う参加者たちの姿からは、そうした純粋な追求心、好奇心が感じられるようでもあった。

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 一方で、カスタム文化と「違法改造」は紙一重でもある。オートサロンの開催期間中は、会場付近に多くの改造車が集まることから、毎年大規模な検問が行われる。今年は整備不良など道交法違反の容疑で7人が摘発されたほか、不正改造車16台に整備命令が出された。

 法や社会を顧みなければ、おのずと文化は衰退してしまう。自身の趣味関心を追求するためにも、社会への目線は不可欠だ。