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 特に千葉県のように「東京湾」「太平洋」に面していると、両者でまるで海の表情は異なる。海況図を見ると、東京湾側が水温10℃前後しかないにもかかわらず、浦賀水道(富津-横須賀以南)から太平洋側にかけては16℃とやや高めの水温となっている。

関東地方の海況図(参照:神奈川県水産技術センター)

 その理由は、太平洋側に流れる黒潮(暖流)の影響で暖かい水温が保たれているからだ。

 このような比較的高水温エリアでは、アジやカマス、イワシなどの回遊魚が厳寒期にもかかわらず岸沿いを回遊する。

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カタクチイワシの群れに遭遇

 実際、私も1、2月は太平洋沿岸で釣りをする機会が多い。今年も、1月の下旬にもかかわらず、アジやカマスをたくさん釣ることができた。

アジ、カマスが爆釣
小鯖も釣れた

厳冬期でも驚くような釣果を得る場合も

 また、初夏から秋にかけてベストシーズンを迎えるシロギスも、真冬は越冬のため沖に出るのだが、水温が暖かいエリアでは水深のない漁港にまで接岸する。狙ってみたところ、20cmを超える大型の越冬キスを釣ることもできた。特に晴れの日の日中がオススメだ。

20cm超えのキス