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(3)真冬のマハゼ釣りは「小さなビッグゲーム」
最後に意外性のある釣りとして紹介したいのが、真冬のハゼ釣り。
ハゼと言えば、初夏から秋にかけて河川で釣れるイメージを持たれるが、実は最大サイズが釣れるのは12月、1月の厳寒期だ。ハゼは基本1年で寿命を迎える「年魚」と呼ばれ、産卵を迎える冬場には20cm前後まで成長している。
中には成熟が遅れて産卵に至らなかった個体が翌年30cm近くまで成長する場合もあるが、最近では滅多に見られなくなったらしい。それでも20cmを超えるハゼの存在感は圧巻だ。威嚇時に広げた鰭も美しい。
顔つきにも貫禄が現れ、1年でここまで成長できるものなのかと感服させられる。
一度アタリがでれば数釣りも楽しめる
私も毎年、都内の一級河川の河口で狙っており、産卵のために河川から水深のある海へ向かう途中のハゼを狙うイメージだ。ダイソーの1000円タックルに同じくダイソーの100円のちょい投げ仕掛けをセットして、アオイソメを4~5cm針がけして投げるだけ。
小気味良いアタリ、釣り味ともにマハゼとは思えない力強さ。群れで行動してるので一度アタリがでれば数釣りも楽しめる。