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「足とか体がプルプルしちゃって」M字開脚は辛かった…? インリン46歳が本音で振り返る“グラビア撮影の裏側”

インリンさんインタビュー #2

2022/02/26

genre : エンタメ, 芸能

note

インリン そうですね……。少しは自信がつきました。なんて言うんですかね、やっぱりバラエティーに出演されているタレントはみなさん個性豊かじゃないですか。でも私は、あんまりトークが上手じゃないんですよ。緊張するし、口下手というのもあって。

 あと、日本語もちょっとしたニュアンスで勘違いしちゃうことがあるので、変な発言をして場を白けさせちゃうんじゃないかとか、気を遣いすぎてしまって、あんまり話ができないことも多かったんです。でも、そういうことじゃなくて、こういう風に体で表現ができることも、一つの個性なのかなと。そう思えるようになりました。

最初はオファーを断った『愛のエプロン』

――そこからテレビへの出演がどんどん増えていったんですね。『ロンハー』以外にも、印象に残っている番組はありますか?

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インリン 『愛のエプロン』は、すごく覚えてますね。料理を作る番組なんですけど、当時は一人暮らししていた部屋でもキッチンは物置状態で、ガスもつけたことがないくらい自炊しない人だったんです。だから最初にオファーをいただいたときは「ムリムリ、私、本当に料理できないから怖いです」って断りました。電子レンジの使い方とか、ご飯の炊き方も知らないくらいだったので。

 でも、番組のスタッフさんから「できない感じでいいから出てほしい」って言われて……毎回、ドキドキしながら現場に行ってました。

 

――実際、番組では料理を振る舞っていましたが、いかがでしたか?

インリン 出来上がった料理は本当にまずくて。こんなの人が食べるもんじゃないとか、毎回ボロクソ言われました(笑)。でも、なんだかみんな喜んでくださったんですよね。インリンさんはそれでいい、みたいな。料理も、最後のほうはたまに褒められたりもしたんですよ。

「M字開脚」はどう生まれた?

――インリンさんといえば「M字開脚」が有名で、グラビアだけでなく、バラエティー番組でもよく披露されていたと思います。そもそも、「M字開脚」はどのように生まれたんでしょうか?

インリン グラビアでは、やっぱりカッコいい女性像を求められていたので、自分でもどんなポーズがいいか、常に考えていて。その中で、足を閉じると弱そうというか、優しい感じになってしまうので、もっと大胆にいかなきゃと思って、足を開いてしゃがんでみたんです。

 そしたら、その写真が載ったときに『週プレ(週刊プレイボーイ)』さんが、「M字開脚」というキャッチフレーズをつけてくださって。そこからは他の雑誌に載るときも、皆さん「M字開脚」と書いてくださって、いつの間にか定番みたいになっちゃいました。

――「M字開脚」と書かれた誌面を見て、どう思いましたか?