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「あんたのせいで始まらないのよ!」“バイト感覚”でおニャン子を始めた新田恵利が、元メンバーに“ごもっともだな”と思ったこと

「あんたのせいで始まらないのよ!」“バイト感覚”でおニャン子を始めた新田恵利が、元メンバーに“ごもっともだな”と思ったこと

新田恵利さんインタビュー#1

2022/03/17

「おニャン子クラブはバイト感覚でした!」と言い切る新田恵利さん(54)。子ども時代は大人しくて目立たなかったと語りますが、あるテレビ出演をきっかけに世界が一変していきます。「セーラー服を脱がさないで」とセンターで歌っていたときの本音やメンバーとの関係、そしてエスカレートするファンの暴走。新田さんにとっておニャン子クラブとは何だったのか――。(全3回の1回目。2回目3回目を読む)

◆ ◆ ◆

体育の授業みたいだった

――子どもの頃は、どんなお子さんだったんですか?

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新田 我ながら、素直でいい子だったと思います(笑)。父が56歳、母が39歳の再婚同士の夫婦の子どもで、3人兄弟の末っ子。とても可愛がってもらいました。言いたいことは言うし、ある意味我儘が通っていた気もします。でも、基本的には親に逆らうこともなく、言いつけをちゃんと守る子どもでした。

父が56歳、母が39歳のときの子どもで「とても可愛がってもらった」と話す新田恵利さん

 内弁慶だったので、外ではすごく地味で目立たない大人しい存在。小学生の頃は、先生が出した問題の答えが分かっても、恥ずかしくて手を挙げられないような子でしたね。

――控えめなお子さんだったんですね。そんな内弁慶だったとおっしゃる新田さんが、どのように芸能界に入っていくんでしょうか?

新田 高校2年生の頃、『オールナイトフジ』(フジテレビ)が全盛期でした。クラスの男の子もたくさん観ていてね。そのうちの一人が「今度、女子高生スペシャルやるみたいだから、新田も出てみれば?」って言うんです。とくに芸能界とか興味が無かったし、ふぅ~んって聞いていて。そしたら、番組のコンテストで優勝したらハワイ旅行だって言うじゃないですか。

 

 私は当時から旅行が好きで、その為に不二家でアルバイトをしてお金を貯めていたくらい。もう、これは出なきゃ!と(笑)。テレビに出たいというより、ハワイ旅行を当てたい! 懸賞気分で応募しました。

バイト先をおニャンコクラブに乗り換えた感覚

――確かにハワイは魅力ですね。

新田 それで、オールナイトフジは数回出て。そこで終わるつもりだったんですが、スタッフから「4月から『夕やけニャンニャン』という新番組が始まるので、アシスタントとして参加してみないか」って言われたんです。