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《大阪芸術大学“ウワサの城”に潜入!》「トップが『城作れ』言うてるし」で生まれた新校舎の実態とは 極寒でも南国気分のテラス、“城感”に超アガるトイレ、意外にシックな内装…

《大阪芸術大学“ウワサの城”に潜入!》「トップが『城作れ』言うてるし」で生まれた新校舎の実態とは 極寒でも南国気分のテラス、“城感”に超アガるトイレ、意外にシックな内装…

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「超アガる!」女子学生も驚嘆した“城感”あるトイレ

「最初に出て来たデザインでは、この鏡と洗面器が四角だったんです。『これじゃあ可愛くないな』ということで丸に替えてもらいました。全体のイメージとしては、以前泊まったことがあるイタリアのリゾートホテルを参考にしました。

塚本氏こだわりの洗面所。外国のホテルのようだ ©文藝春秋
女子トイレのパウダールーム ©文藝春秋

 男子トイレにはありませんが、女子トイレにはパウダールームのような鏡も設置しています。とある学生がその前でコテで髪を巻きながら『超アガる!』とSNSに投稿していましたよ」

気になる建築費はおいくらだったのか…?

 一方で、教室を覗いてみると白を基調とした地味な部屋だ。芸術大学らしく絵筆を洗う水道が備え付けてあったり、フィギュア製作用のブース型デスクがあるほかは極めて標準的な教室である。教室内もお城風にする予定はなかったのかと塚本氏に聞くと、笑顔で否定された。

廊下のつきあたりにある「休憩エリア」。授業の合間に学生が集まって雑談に花を咲かせるのだろう ©文藝春秋

「さすがに全部お城にしてしまうと、テーマパークになってしまいますから。あくまで授業は授業として集中できるようにしました。ただ、窓の形が変わっているので、そこだけでも『お城の中にいるな』という気分にはなれるんじゃないでしょうかね」

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 ところで、気になる建設費はいくらだったのだろうか。さぞお高くついたのだろうという質問に、塚本氏は苦笑いしながら、そんなことはないと答える。

「具体的な金額は言えませんが、そんなに高い費用はかけていません。普通に校舎を建てるのよりも少し高い程度です」

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