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社内の“偉いおじさん”たちの意外な反応

 旧車プロジェクトには関係する者のさまざまな熱意が込められているが、その核心には「車好き」としての純粋なモチベーションがある。それを表現しているのが、布川氏による次の言葉だ。

「私はもともとトヨタファイナンスの社員として中国に勤務していて、日本に帰国したタイミングでKINTOに加わったんです。そこでは皆が『お金ありき』ではなく、『車ありき』の話をしていて……モノづくりに対する純粋さに感銘を受けたからか、これまで以上に車についてのめり込みましたね。

 KINTOの事業には、モビリティに関するさまざまな喜びを提供する目標がありますが、その一つとして思い切って始めたのが、今回のVintage Club by KINTOでした。

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KINTOオリジナルキャップ

 私自身、根が車好きだったこともあって、とにかくワクワクしましたね。また、Vintage Club by KINTOについて話をしていると、普段はしかめっ面をしているようなトヨタの偉いおじさんたちもみんな笑顔になるし、お客さんも笑顔になるんです。そんな姿を見ていると、KINTOとして旧車に向き合って、取り組む価値は間違いなくあるのかな、って」

 自動車をめぐる、憧れや興奮の原体験。旧車のレンタルを通じてKINTOが提供しようとするのは、まさにこの「純粋なワクワク」感である。(#2に続く)

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。