文春オンライン
「テレビに出るのが怖かったです」リア・ディゾン35歳が明かす“グラビア界の黒船”時代に見ていた本当の景色

「テレビに出るのが怖かったです」リア・ディゾン35歳が明かす“グラビア界の黒船”時代に見ていた本当の景色

リア・ディゾンさんインタビュー #1

2022/04/02

genre : エンタメ, 芸能

note

芸能事務所に自作ビデオを送って……

リア そうですね……。でも、確かにウェブサイトはやっていたんですが、たまに更新する程度で、そんなにうまく活用していたわけではなかったんです。それよりも、モデルやレースクイーンを紹介するようなウェブサイトがいくつもあって、そうしたところに写真が出ていたので、主にそちらで見ていただいていたんだと思います。

 ウェブサイトを始めたのはちょっと遅い時期で、そのときにはそれほど活発にモデル活動をしていなかったので、ちょっとタイミングが悪かったかな、と自分では思ってます。それでも、徐々に日本のファンも増えていって、そうした方々から日本での活動を勧めてもらうようになったんです。それで、自分でプロモーション用のビデオを作って、日本の芸能事務所に送りました。

――そこから日本でのデビューが決まったんですね。その頃には、日本語もかなり勉強されていたんですか?

ADVERTISEMENT

リア 14歳くらいから本格的に勉強を始めたので、日本に来る頃には、簡単な会話くらいならできるようになっていたと思います。

“大ブレイク前夜”の生活

――そして2006年、20歳になる年に来日されました。この年からもう、様々な雑誌のグラビアに登場して、10月には最初の写真集『petite Amie』(集英社)を発売されています。やはり、来日直後から生活が一変したんでしょうか。

リア 確か日本に行ったのは4月頃なんですが、最初の半年間はそこまで忙しくなかったと思います。ずっと空いている時間があったというわけではないんですけど、例えば2日に一度仕事をするみたいな、そんな感じだったかな……。仕事のない日は一人で過ごしていたので、寂しかったということも覚えています。でも、その後は急に忙しくなって、常に仕事、仕事、仕事という感じになりました。

――来日されて、すぐに一人暮らしを?

デビュー当時のグラビア写真

リア 最初は祖師谷にある、事務所の社長さんの家に住んでいました。私と年齢が近い娘さんもいて、みんなで一緒にご飯を食べたりしましたね。

――祖師谷というと、世田谷区の成人式にリアさんが出席していたという話を聞いたことがあります。それは本当ですか?

リア 成人式、出ました! 自分で着物を選んで、着付けしてもらって……。髪の毛は自分でセットしたんです。確か世田谷区役所のホールが会場で、社長と一緒に行ったんですけど、社長がお母さんと間違われたり(笑)。成人式は楽しかった記憶があります。写真館で写真も撮ってもらいましたね。

――そのときは、周りの人がリアさんに気付いて騒ぎになったりしなかったんでしょうか?

関連記事