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 次に貼り付けたアルミホイルが破れないよう注意しながら、箱の形に組み立てる。外側には通常のガムテープを使っても大丈夫。

金属の丸棒はホームセンターで購入できる。竹串では焼け落ちる危険があるので注意

 箱型に戻したら、両側面の2/3くらいの高さのところに穴を2個ずつ開け、鉄丸棒を差し込んで網を乗せて棚を作ろう。これでオーブン本体の完成だ。

段ボールオーブン、熱源は…?

 段ボールオーブンの熱源は炭火を使う。段ボール箱の底にレンガを設置して熱々の炭火を入れた鍋を置き、段ボールでフタをして10分も予熱すれば庫内温度は180度程度にまで上昇する。

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炭の下には必ずレンガを敷くこと。直接置くと、段ボールから煙が出てくる

 アルミホイルが中の熱を反射し、段ボールの厚みの中の中空構造が熱を蓄えてくれる。魔法瓶の水筒に入れた熱いお茶が、いつまでも冷めないのと原理は同じだ。この構造のおかげで、箱内は家庭用の電気オーブンと比べても遜色はない温度に達する。ただし、炭火が段ボールに触れるとさすがに焼けてしまうので、この点には十分に注意が必要だ。

市販の冷蔵ピッツァが美味しそうに焼き上がった!

 ここまで見て、「段ボールにアルミホイル……そんな装備で大丈夫なの?」と思われるかもしれない。でも大丈夫、問題ない。ご覧の通り、市販のピッツァがキャンプ場で簡単に調理可能。チーズはトロトロで、パイ生地はカリッと焼けている! アイデア次第で色々な食材をオーブン調理できるので、ぜひ楽しんで欲しい!