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「50代の男性が唸り声をあげて壁をバンバン叩き始めて…」33歳の人気ホラー系YouTuberが廃墟で目撃した“戦慄の光景”

「50代の男性が唸り声をあげて壁をバンバン叩き始めて…」33歳の人気ホラー系YouTuberが廃墟で目撃した“戦慄の光景”

オウマガトキFILM・ヒロさんインタビュー #1

2022/06/11

genre : エンタメ, 社会

note

ヒロ YouTubeは僕らにとって副業というより、“遊び”なんです。好きな時に好きな場所に行って、いいものが撮れたら編集してアップする。だから更新頻度は、ほかのYouTuberさんと比べてめちゃくちゃ少ないんですよ。

 YouTubeを仕事にしてしまうと「もっと更新しなきゃ」とか「登録者数を増やさなきゃ」という考えにとらわれてしまうと思っていて。

 でも僕たちは遊びだからこそ、登録者数や視聴者の反応に左右されず、純粋に作りたいものを追求できているんです。

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実際に“何か起こる”のはごくわずかだが……

――実際に撮影したもののうち、YouTubeに公開するのは何割程度なのでしょうか。

ヒロ 1割にも満たないですね。

――1割未満! では、撮影自体はかなり頻繁にしているのですか?

ヒロ 3人の休日がなかなか合わないので、できる時に1日4、5件の心霊スポットや事故物件を回っています。その中で実際に“何か起こる”のは、ごくわずかなんですよ。ほとんどは何も起こらず、お蔵入りです。

――しかし動画では、誰もいない部屋から声が聞こえたり、いるはずのない場所に人影が現れたりと背筋が凍るような現象に度々遭遇されています。撮影は怖くないのでしょうか……?

ヒロ いや、めちゃくちゃ怖いですよ! 車で撮影現場に向かう時、「今日は撮影中止にならないかな」といつも願っています(笑)。撮影中は毎回怖くてガチガチに神経を張り詰めていますし……。撮影が終わって車に戻ると、安堵感で全身の力が抜けるくらいです。多分ほかの2人も同じだと思います。

 

――行きたくないくらい怖いのに、心霊スポットに足を運び続けるなんて……。

ヒロ スリルが癖になっちゃっているんですよ。多分、ジェットコースターが好きな人の心理と似ている気がします。

 ジェットコースターって、乗る前にソワソワしたり緊張したりするじゃないですか。本来そのスリルは経験しなくてもいいものなのに、それが癖になって何度も経験したくなる人がいる。僕の場合、それがオカルトだったんです。

――過去の撮影で特にヒヤッとした体験は?