昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2022/08/22

全然成長できていないままなのに毎年入る新人アナ…“若さ”が重宝される世界で増していく焦り

――女性アナウンサーは若いほど重宝されて、キャリアを重ねるほどメディアへの露出が減る印象があります。

塩地 今思えば珍しいことなんですけど、秋田朝日放送は毎年新人アナウンサーが入ってきたんです。それがツラかったというか。新人アナウンサーは目をかけてもらえるし、どんなことも挑戦できるけど、私は全然成長できていないままで……。若さが重宝される世界だから、それに対する焦りはハンパなかったです。

――その焦りをどう克服しましたか?

塩地 容姿や若さなどではないところで努力しようとしました。

 地方局だとアナウンサーも裏方の仕事までしなきゃいけないんです。私も、自分で取材して編集して、カメラを回すこともありました。裏方としての仕事で結果を出せば、スタッフの方との信頼関係も生まれるし、自分の立ち位置も変わるんじゃないかと思ったんです。

写真=釜谷洋史/文藝春秋

――ひとり何役もこなしていたんですね。

塩地 最初の頃は泣きましたけどね(笑)。新卒で入ってすぐに車のキーとカメラと三脚を渡されて、「ここで撮影してきて」と言われましたから。そこで踏ん張る力をつけたことが、今の仕事に活きていると思います。

フリーになって求められる“キー局への嫉妬”と「でも、地方局は…」

――「キー局と比較して地方局は……」と思うことはありましたか?

塩地 フリーになって苦しさを感じたのが、キー局のアナウンサーに対する嫉妬エピソードを求められたことなんです。一応乗っかるんですけど、内心は「地方局のアナウンサーのほうが長続きするのに……」と思ってました。現場まで運転して取材して編集して撮影して機材運んで……。大変でしたけど、秋田朝日放送が誇らしかったんです。

――秋田朝日放送の中で出世しようという気持ちはなかったんですか?

塩地 その意志はあって。「経営に携わりたい」とさえ思ってました(笑)。今でも「局員のままだったらどうなっていたんだろう」と考えることがあるんです。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

2022年「マスコミ部門」BEST5 結果一覧

1位:「ずっと存在していた」水原希子が語った「芸能界の性加害」問題
https://bunshun.jp/articles/-/56530

2位:《TBS『冒険少年』“やらせ疑惑”を追う》大量に船に積まれる竹、浮き、ノコギリ、釣竿… ロケ前日にはスタッフが宿舎で釘をバーナーで炙り、カーンカーンと… 『脱出島』撮影現場で見たリアル
https://bunshun.jp/articles/-/56528

3位:母は三雲孝江さん! NHK星麻琴アナ30歳のファンが増えている理由
https://bunshun.jp/articles/-/56527

4位:「胸元に目が行ってニュースが…」とクレーム、真冬に愛用の白いコートが消えて…元ローカル局アナ(39)に起こっていたこと
https://bunshun.jp/articles/-/56526

5位:「沈黙を貫いたのは?」タモリ本人に聞いてみると…ウクライナ特番“ほぼ無言”の真相
https://bunshun.jp/articles/-/56525

この記事の写真(25枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー