「7月20日、『相棒』のポスター撮影で水谷さんと寺脇さんは14年ぶりに右京と亀山として再会を果たしました。寺脇さんがTシャツにMA1のジャケットという懐かしい衣装で撮影セットに入ると、水谷さんは『おー、亀山くん』と寺脇さんの肩を叩き、抱擁。スタッフからは『おかえりなさい』という声とともに拍手が起こった。寺脇さんは『14年経ったとは思えない』と言っていましたが、撮影中の水谷さんと寺脇さんの息はぴったり。笑いあって、終始楽しそうな様子でしたよ」(東映関係者)
今年で23年目を迎えるテレビ朝日の人気ドラマシリーズ『相棒』。10月から始まる新シリーズで、水谷豊(70)演じる杉下右京の相棒を演じるのは、放送開始当初から亀山薫として “初代相棒”を務めた寺脇康文(60)だ。
寺脇の復帰は情報公開まで局内でもトップシークレットで、脚本はごく一部のスタッフしか閲覧できない
『相棒』は「特命係」という窓際部署に所属する警部・杉下右京と後輩がコンビを組み、事件を解決に導く、人気の刑事ドラマだ。頭脳明晰だがどこかつかめない感じの右京に対し、熱血漢で明るい性格の亀山を演じてお茶の間の人気を集めた寺脇だが、2008年のシーズン7を最後に卒業していた。その後、相棒は2代目を及川光博、3代目を成宮寛貴、4代目を反町隆史が演じてきた。
そして22年3月に、4代目の反町隆史が卒業すると真っ先に取りざたされたのが、「誰が5代目を演じるか」だった。
「水谷さんは今年70歳。年齢的にも、そろそろシリーズの終わりを見据えないといけない中で、次の相手役が最後の“相棒”になる可能性が高い。ファンの間では寺脇待望論がありましたが、シーズン7の第9話で寺脇さん演じる亀山は、日本語を教えるためにサルウィンという架空の小国へ旅立ち、警視庁を辞めてしまいました。こうした設定もあってカムバックは難しいと考えられていただけに、今回のキャスティングはファンにとって嬉しいサプライズだった。寺脇さんの『相棒』復帰は、メディアに情報公開した6月23日ギリギリまで、局内でも限られた人しか知らされていないトップシークレットでした。脚本は今も厳重に管理されていて、ごく一部のスタッフしか閲覧できないうえ、手続きまで必要になっています。こうしたテレ朝の情報管理体制からも、今回の『相棒』にかける並々ならぬ思いが伝わってきます」(テレ朝関係者)