1ページ目から読む
4/6ページ目

黒くてプリプリとしたオタマジャクシをナイフでさばいて…

 プックリ弾力のあるその腹にナイフが突き刺さると、中からプルプルの管らしき塊が吹き出してきた。私はそれをカメラのファインダー越しにアップで凝視している。正直この文章を書いている今も、ちょっと気持ち悪い。

この獲れた魚を炒めていく

 中華鍋に油が回し入れられ、焚き火にかけてインゲン豆を炒める。続いて川魚とオタマジャクシも投入された。ここはジュワーッと音がしてほしいところだが、残念ながら薪の炎は弱いらしい。

インゲン豆を用意したら…
油をひいた中華鍋に投入
焚き火ということもあり、火力はそれほどでもない

 シナーっとした感じで炒められるオタマジャクシの群れ……。

ADVERTISEMENT

完成した炒め物

 漁から始まり、すごい労力を払って作ってくれたその炒め料理の一皿を、私はどうしても食べることができなかった。我が身の未熟さを反省している。。