ハシヤスメ・アツコの告白「解散ライブが決定した日から、私は日めくりカレンダーに“あと残り何日”って入れているんです」
——解散の日が刻々と迫ってきていますね。
そうですね。東京ドームでの解散ライブが決定した日から、私は日めくりカレンダーに“あと残り何日”って入れているんです。今ではすべての仕事に“最後”という言葉が付くようになったので、悲しい気持ちも寂しい気持ちもありますね。
ただBiSHっていつも、「今日死んでもいいや」と思えるくらいの気持ちでライブをしているんですよ。そういう意味では悔いはないですし、「最後だからちょっと張り切っちゃう」とかもあんまりないです。
——解散を告げられたとき、どう受け止めましたか?
意外でも驚きでもなく、「ついに来たか」というのが真っ先にありました。というのも、BiSHの活動を通して『アメトーーク!』や『ミュージックステーション』などに出させていただいたり、今までテレビで見ていた芸能人の方たちがBiSHをオススメしてくださっているのを見て、とにかく嬉しかったんです。
ただ、そういう夢のような時間を過ごすことができて幸せだなって思う反面、「このお仕事をいつまで続けられるんだろう」って考えていたところもあったんですよ。
——解散が決まる前から、それに近いことは考えていたんですね。
そうですね。解散を告げられるちょっと前から、「何歳まで続けようかな」とか、そういうことが頭をよぎっていました。もちろんBiSHは、自分でもびっくりするくらい大切なものなんですよ。だから解散の話を聞いたとき、「こんなに大切なのに、なんですんなり受け入れられちゃうんだろうな」って気持ちにはなりましたね。
——なぜだと思いますか?
“落ちる怖さ”があったのかも。長く続けていると、人気がなくなる時期とか停滞する時期があると思うんです。解散を告げられた2019年はBiSHはどんどん大きくなっていく最中でしたし、私たちの良さをもっといろんな人に届けられる自信がありました。まだまだいけるだろうと思ってたんですけど、一方で、「ずっと大きくなり続けられるのかな?」という恐怖も感じてはいたんです。