【第2ブロック:第11~20局】(利き手側:佐藤)
第10局を終えて休憩になり、第11局から席を交代する。第20局まで、佐藤は利き手にチェスクロックが近くなったので有利になった。
また視聴者によるギフトポイントが規定を満たすと随時、椅子のグレードアップ・もみほぐしサービスが対局者に行われる。早速、第11局の前にパイプ椅子から運営スタッフと同じ椅子に交換された。そして揉みほぐしサービスは、近隣のスポーツリラクゼーションスパ「JFA夢フィールド 幕張温泉 湯楽の里」のスタッフが担当した。これが対局者に好評だった。たかが腕を動かすといっても、1局が100手の決着となれば1人50回、ましてや100局となれば5000回になる。揉みほぐしは1日に何度も対局者の体調を回復させて、100局完走に一役を担った。
本ブロックは、意表を突く佐藤の全局振り飛車が功を奏し、連勝で追い上げる。あと1勝で指し分けに戻せる一番を2回迎えるも、そこは糸谷が制して追い抜きを許さない。
まだまだ100局の序盤ながら、対局者は壊れ始めていた。第12局は佐藤が糸谷の駒を盤外に飛ばしてしまった。第14局、糸谷が佐藤の持ち駒を勘違いして簡単に詰まされる。第17局、佐藤は糸谷の王手ラッシュに時間切れ負けを悟ってか、冗談で両手を使って指していた。もちろんこれは反則のため、両対局者も解説陣も笑っていた。
総合→佐藤8勝、糸谷12勝
第2ブロックの勝敗→佐藤6勝、糸谷4勝
切れ勝ち→佐藤0回(判定勝ちは含まない)、糸谷2回