栃木県那須塩原の森の中にそびえたつ“ピラミッド”
●ピラミッド元氣温泉(栃木県那須塩原市)
栃木県那須塩原の森の中に、温泉と宿泊施設を兼ね備えたピラミッドが2基そびえ立つ。このピラミッドは、後方がクフ王、 手前はメンカウラ王のピラミッドを完全再現したもの。どちらも10分の1サイズにした建物であり、東西南北や角度が完全に一致しているという。
ここを作ったオーナーは、実業家・発明家として成功した人物。60歳のとき、究極に癒される施設を作ろうと、ピラミッドパワーと温泉パワーをコラボさせた、ピラミッド元氣温泉が完成した。
ピラミッド内は、1階が大浴場になっており、24時間かけ流されている温泉はモール泉という薄い褐色をしたお湯。温泉好きの間ではかなりいいお湯らしく、ピラミッド度外視で温泉に浸かりに来る人も多い。
注目なのが、浴室の真ん中にある「氣柱」と書かれた謎の柱。これは、浴室の上にある瞑想ルームにつながっており、そこで集まったピラミッドパワーが柱を通じて、湯に溶け込むのだという。ストレス社会に疲れたら、体を癒やしに温泉パワーとピラミッドパワーを授かりに訪れてみては。
●高砂温泉(北海道旭川市)
北海道旭川、「仙人と天女の露天風呂」とキャッチーな言葉に引き寄せられる高砂温泉。日帰り入浴はもちろん食事や宿泊もできる、地元客に愛される温浴施設だ。
ここで特に注目なのが、館内の至る所に置かれた壷や彫刻、剥製など、なんだか統一感のない置物が廊下や部屋の片隅を賑わせていることだ。これらはすべて、先代がお客様に楽しんでもらえるようにと集められたものだとか。
ゲームコーナーには現役で動く、古くて珍しい筐体やジュークボックスが並び、レトロ好きがわざわざこれらを求めて来る。メインの温泉はというと、高砂温泉が「お風呂のデパート」と銘打っているように、オゾン風呂、中国漢方エキス薬湯などいろんなタイプのお風呂があり、中にはすべり台付きの子供プールまである。
特におすすめなのは屋上の露天風呂。高砂温泉は高台に建っているため、旭川の夜景が一望できる。屋上の壁には、ここが仙人と天女の露天風呂といわれる由縁、仙人と天女の大壁画が描かれているので見逃せない。
さて、ここまで紹介したのは東日本の宿泊施設。続きでは西日本の“スゴい宿泊施設”にも迫っていく。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。