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ネットゲームで知り合った男の子に「ブス」と晒される

 以前、「ネットで好きになった男の子にブスとさらされて本気出した」みたいなツイートをしたことがあるんですけど、それが小4のときにあった事件で。

 その頃って、ものすごくアニメ声を出していて。アニメ声で喋るのが癖になっていて、もはや地声がアニメ声って感じだったんですね。で、小6か中1ぐらいの男の子とネットゲームで知り合って、アニメ声で仲良く話していたんですけど、顔を見せたら声と容姿のギャップもあって「見た目、ヤバいな」みたいになって。

「おじさんみたいな顔してる」って言われて、後日、ネットゲームのなかで「ブスだった件」とか書かれて、私の顔の画像が貼られていたんです。

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 そこで「顔がお父さんに似ているだけじゃなく、普通にブサイクなんだ」って思って。

 

ヤンキーに目覚めたきっかけ

ーー中学校も不登校だったんですか。

平瀬 とりあえず最初は行くんですけど、1年でヤンキー路線に目覚めて行かなくなって、中3の時はちょっとだけ行くようになりました。

 ネット廃人のオタクだったのに、中1のときに文化祭のカラオケ大会でアニソンを歌ったのがきっかけでヤンキーになったというか。昔から家では暗くて外では明るかったんですけど、私はいじめられていても文化祭とかで人前に出たいと思うタイプで。

 まわりから「文化祭に出なよ」って言われて、冷やかしだなと思いつつも「出たいな」って。で、オタクっぽい女子を誘って歌ったら、歌がうまいというよりもアニメ声なのが良かったみたいで、投票で1位になったんですよ。

 地元は茨城の田舎なんですけど、どうやらアニメ声が珍しくて目立ったようで、ヤンキーの子たちが私に興味を持って話しかけてきたんです。ヤンキーの人たちって、目立つものに寄ってくるというか。

告白する前に振られてしまう

ーーそれで平瀬さんもヤンキー化していったと。

平瀬 そうです。ヤンキーの子たちのなかに、かっこいい人がいて。自分みたいなオタクじゃ釣り合わないなと思って、格好をギャルというか、ヤンキー寄りにしていったんです。

ヤンキー時代の平瀬さん

ーーヤンキーたちとつるむことで、引きこもり状態を脱したのですか。

平瀬 学校には行かなかったけど、外には出るようになりましたね。母親も「ずっと家にいられるよりマシだし、とんでもなく悪いことをしなければいいだろう」みたいな。

ーーヤンキーたちが、平瀬さんの容姿について何か言ってくることは。