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「殺害予定人数10人以上」京王線ジョーカーが何よりも力を入れた“仮装”の金額とは

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ジョーカーの仮装に費やした金額

 21年6月下旬、犯行に用いた全長44センチのナイフをネット通販で購入。7月下旬には、スマートフォンのメモアプリで“犯行計画”を作成していた。

「法廷では、その内容が検察官によって読み上げられました」(同前)

〈逮捕されて死刑になる〉〈すぐに逮捕されずいったん逃亡する〉〈ハロウィン当日に決行〉〈殺害予定人数10人以上〉。さらに〈必要なものは殺虫剤、オイルライター〉とも……。実際にその後、ジッポーライター5個、ライター用オイル22本、殺虫剤スプレー6本などを購入した。

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「ただ、服部が何より力を入れていたのは、仮装だったかもしれません。検察官はジョーカーの画像を保存していたほかに、ジョーカーに似たコートやスーツや革靴などに24万円余りを費やしたことを明かしました。犯行当日の服やナイフと写った自撮り画像も残されていた。彼にとっては、“史上最悪の犯罪者”と言われるジョーカーになり切ることが大事だったのでしょう」(同前)

 判決は7月中にも言い渡される見通しだ。

「殺害予定人数10人以上」京王線ジョーカーが何よりも力を入れた“仮装”の金額とは

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