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ハイエンドモデルの炊飯器おすすめベスト3

田中 1位はタイガー。先ほども説明しましたが、内釜が土鍋の「ご泡火炊き」というシリーズになってから、さらに美味しくなったと感じています。土鍋でご飯を炊く時と同じように、大量の「泡」がお米を包んで旨みを閉じ込め、粒立ちもしゃっきりするんです。

 最新のモデル(JRX-T100)は14万円前後で販売されていますが、去年のモデル(JPL-S100)になると9万円前後で購入できるので、お買い得ですよ。

タイガー「ご泡火炊き」の最新モデル「JRX-T100」 メーカーより提供

 2位は日立です。6月に発売された「ふっくら御膳 漆黒」という機種(RZ-W100GM)で、こちらも9万円台ですね。

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日立「ふっくら御膳 漆黒」の最新モデル「RZ-W100GM」 筆者より提供

 京の老舗料亭「八代目儀兵衛」が監修に入っていて、「外硬内軟」の炊きあがりにこだわっているそうです。食感は1位のタイガー「ご泡火炊き」に近いと思います。10万円を超える機種が増えている中で、日立はハイエンドでも10万円以下で狙い目ですよ。

 3位は象印。象印の炊飯器で炊いたご飯は、誰が食べても文句なく「美味しい」というような万人受けする炊きあがりなんです。食感としては、もっちりタイプですね。

象印の最新モデル「NW-FB10」 メーカーより提供

 他にもいろいろ良い機種は出てきているのですが、私はこの3つのメーカーが好きですね。

――お話を聞いていて、高級炊飯器にとても興味が湧きました。次に買い替えるタイミングで検討したいと思うのですが、私と同じように迷っている人向けにアドバイスをお願いします!

田中 毎日食べるご飯を美味しくするためにお金をかけるのは、ある意味、美味しいものをわざわざ食べに行くよりも、とても贅沢なことだと思います。毎日のご飯がおいしくなるなら、 安いと感じるくらいです。1杯1杯のご飯にこだわりたい人には、特に試してみてほしいですね。