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プレイガールについて、とかく同性の点数は辛いものと相場がきまっているのに、ふしぎと彼女はそうではない。いろいろトラブルを起こしたときなど、赤染衛門(彼女も百人一首に入っている歌人だが)などは、親身になって心配してやっている。これは常に捨てられムードを装った彼女が、世の女たちに、
「私の方が、まだしもシアワセ」
と思わせたからではないだろうか。
プレイガールを志すものは、このくらいオリコウでなければならない。また、世の奥サマ方が警戒すべきは、単純なポルノ志願の女の子ではなく、こういうオリコウな女性なのである。