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まず、そばをひとくち食べてみた。これはあつもり、アツアツのそばである。なんとなく冷たい麺を想像していたのでびっくりした。しかもオリーブオイルの香りが口内に広がる。(つゆというより)ソースはあさりを茹でて塩と胡椒とオリーブオイルで味付けしてあるようだ。食べているとパスタと錯覚しそうになるのだが、そばと大量の白髪ねぎが現実に引き戻してくれるという感じである。そばはコシもしっかりしている。このコンセプトはなかなか良いと思う。
パスタと錯覚する不思議
タバスコが欲しいという気配もあるが、そこは七味唐辛子で代用する。これがなかなか合う。これはうどんで、つまり「うどんゲティ」で食べてもうまいに違いない。アツアツのうどんに絡んだボンゴレソースが合わないはずがない。食べているうちに頭の中で「あさりのつゆ」が「ボンゴレソース」に変わっているところがこの商品のキモのような気がするわけである。
食べ終わって平皿にはあさりの貝殻がびっしり残っていた。数えてみるとあさりは15個も入っていた。しかし、この値段設定は大丈夫なのだろうか。もし、イタリア料理屋で「ボンゴレパスタ」を食べれば1200円位はするはずだ。相当ぎりぎりの値段設定をしていると予想する。
後日、京急ロイヤルフーズ株式会社の広報担当の方に聞いてみると、「えきめんや」の「そばゲティ」は2018年頃にも期間限定で発売していたという。その時はイタリア人もびっくり「そばゲティカルボナーラ」だったそうだ。「カルボナーラと日本のそばがマッチングしてクセになる味」だったというから、すごい商品開発陣が揃っているというわけだ。今回の「そばゲティ ボンゴレビアンコ風」は5月中旬位までは販売する予定だとか。