※1 実は今年の4月1日から通学証明書に関する要件が緩和され、モバイルSuicaタイプの通学定期券であればアプリ上で通学証明書等の画像をアップロードして購入できるようになった。しかも、通学証明書等の画像のアップロードは入学時だけでよい。
【モバイルSuicaでの通学定期券の購入方法】
カードタイプのSuicaや磁気タイプの通学定期券もネットde定期と言ってインターネット上で申し込み、駅の指定席券売機で受け取り可能なサービスがあり、通学証明書等の提示はやはり入学時だけで購入できる。けれども、なぜか通学証明書等の提示は申し込みの際ではなく、受け取りの際となっているため、新規購入時だけはみどりの窓口に行かないと受け取れない。
【ネットde定期】
使用エリアに注意が必要なチケットレスサービス
最後にチケットレスサービスについて、JR東日本は次の3つのサービス名を示した。
1.新幹線eチケットサービス
2.タッチでGo!新幹線
3.在来線チケットレス特急券サービス
1は、新幹線特急券と同じ区間の乗車券とがセットになったものだ。
インターネットのきっぷ購入サイトのえきねっとで購入し、Suicaなどの交通系ICカードまたはスマートフォンのアプリであるモバイルSuicaに紐付けると自動改札機をタッチするだけで利用できる。
2は、新幹線の自由席がSuicaまたはモバイルSuicaにチャージした残額で利用できるサービスを指す。Web上で登録しておくことが必要だ。
3は、1の新幹線eチケットサービスの在来線版と言ってよい。
いま取り上げた1~3のサービスの範囲は、1が東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田の各新幹線で利用可能。ただ2は1のうち、北陸新幹線が東京―上越妙高間のJR東日本エリアだけとなっている。
3はJR東日本エリア内の特急列車のほか、JR北海道の一部の特急列車も含まれる。
JR東日本エリアを中心にその周辺の新幹線、特急列車しか利用できない点には注意が必要だ。