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――闘病中、2023年8月にはX(旧ツイッター)で「弱りすぎてる、、です、、、」とこぼしていました。

藤乃 9月頃まで、落ち込んでいました。当時、身体のピック(点滴などを入れるために血管へつなぐ管)から菌が入ってしまい、感染症にかかって高熱を出しちゃったんです。処方してもらった抗生剤が合わなくて、腎臓をやられてしまい、血尿が出て、顔も足もパンパンにむくんでしまって最悪でした。

 ご飯も食べられないまま、4人部屋から個室のクリーンルーム(無菌室)に移されて、頭痛がひどく、何もできないし動けないしで、心も身体もボロボロでした。


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「ガイコツみたいになっちゃった」体重は45→36キロに激減

――体型にも支障が出ますし、グラビアアイドルとしてのお仕事に対する不安も?

藤乃 ありました。入院時に45キロくらいあった体重が、36キロまで減っちゃって。ガイコツみたいになっちゃったので「キレイに身体が戻るんかな……」と不安でしたね。胸のサイズも3~4つぐらい下がって「この姿で現場に戻るの嫌やな」と思っていました。

 抗がん剤治療と合わせて受けた放射線治療の影響で、味覚もおかしかったんです。食べ物を口に入れてもジャリジャリとした砂みたいで、普通の水を飲むと甘すぎるし、唯一、まともに味を感じられたウイダーinゼリー(現・inゼリー)をちょろちょろっと食べていました。

過酷な入院生活を送っていた(写真=本人提供)

――25歳となり、2023年末で闘病生活が終わって。2024年9月の活動復帰までは?

藤乃 ずっと「早く活動復帰したい」とは思っていました。でも、入院生活で筋肉が落ちていたし、10分歩いて帰ったらすぐ寝込んでしまうほど、体力がおちていたので「いつ復帰できるんかな……」と不安で。

 退院後の2月に開催したオフ会でファンクラブのみなさんと会えたのが楽しくて、ようやく「復帰したい」とプラスに思えるようになりました。

 

復帰後も、土踏まずからつま先にかけてしびれが残っている

――復帰のために、ボディメイクなどの苦労も?

藤乃 いえ、ありません。昔から、トレーニングとかはしていなくて。復帰するまでは地元の石川県に帰っていて、実家にいるワンちゃんと一緒に散歩する程度でしたね。身体の後遺症もあって、退院後に横断歩道の信号が点滅しはじめたので走ろうと思ったら、走り方が分からなくなってアタフタした時期もありました。

 ヒールやパンプス、スリッパのように、つま先に力を入れる靴もはきづらくて。土踏まずからつま先にかけてしびれが残っていて、階段でも下りは踏みはずしそうで怖いです。