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 気になるのでオーディションの動向はつい追ってしまうというBさん。候補者が少しでもヘラヘラしているように見えると苦しくなるそうです。

※写真はイメージ ©SunnySide/イメージマート

「こんなふうに、関係のない人のことを恨みがましく思う自分がとてもいやだし、こんなプロジェクトがなければ醜い自分を知らずに済んだのに……と悲しくなりました。それに、本音を言うと何人になろうが新しい人なんか加えず、そのままのtimeleszでいてほしいんです」(同)

「私はタイプロのおかげで、運良く“途中乗車”できた」

 timeleszの決意を支持しなければ、と思っても、Bさんにように受け入れられない人も多くいます。ひたむきで思いやり深いファンだからこそ、思いつめてしまうのかもしれません。一方、タイプロを機にtimeleszのファンになったCさんのような人もいます。

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「私はタイプロのおかげで、運良く“途中乗車”できたと思っています。特にジャニーズに興味はなく、『よにのちゃんねる』(二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨によって2021年4月に開設されたYouTubeチャンネル)がきっかけで菊池風磨さんにハマった新参者ですから、正直、長い歴史のあるSexy Zoneファンのみなさまの間では『肩身がせまいな』と思うこともありました。

2011年に5人組でデビュー(SexyZone「SexyZone」/ポニーキャニオン)

 なので、タイプロのおかげで再スタートのタイミングに立ち会えたのはラッキーでした。他のオーディション番組もよく観ていたし、LDHのタレントさんを好きだったこともあるので、“STARTOっぽくない”候補者を見てもそんなに不快には思わないです。むしろ、今までの漁場にはいない魚を釣るために大海に出たんだから、全然違うタイプでなきゃ! くらいに思いますよ」(Cさん)

 ジャニーズひとすじで来たファンは、どうしてもジュニア経験を積まずにデビューするということに抵抗があるかもしれません。好みが幅広いCさんのようなファンの獲得につながったのは、タイプロの功績といえましょう。