あえてファン投票を封じた理由
審査が進むにつれ、候補者たちの熱意も増し、パフォーマンスにさらなる気迫が感じられるようになりました。今回、ファンに投票権はありませんが、SNSへの“いいね!”やコメント数、メンバー動画の再生回数がこれに準じています。
中にはすでにXのトレンドに名前が挙がる候補者もいて、その動きは少なからず審査に影響を及ぼすかもしれません。EさんのようにSNSにアクションを起こすことで、“自分ごとに寄せる”おもしろみがあるのも、タイプロの醍醐味です。
菊池風磨さんは、インスタグラムの質問箱でファンに「ファンって仲間ではないの? 第三者? 我々(=timelesz。※引用者注)の仲間探しはわかったけど私たちは仲間にすらなれない?」と問われ、
「仲間だよ。だからこそ、かな。だってファン投票にしたら、喧嘩すんじゃん。あなたたちファンの皆さま同士。そんな仲間割れ見たくないのよ。」と答えています。
自分たちの仲間探しにファンを巻き込めば、きっと仲間割れを招いてしまう。そう予見して、敢えて彼らはファン投票を封じたのです。そんな愛情深いtimeleszが心に決めた人なら、きっと素晴らしいメンバーとなるのでしょう。
私は、タイプロという新たな試みを“timeleszによる大胆な婚活”と位置づけています。愛する家族のような存在である彼らが、人生を賭けて新たな仲間を迎えんとするさまを、ファンが、応援しつつもやきもきしながら見守っている――。けれど、決めるのはあくまでも彼ら自身です。
果たして、日本中の耳目を集める“タイプロ婚活”の行方はいかに? timeleszが誰の手を取って現れても、「ようこそ」と温かく迎えたいものですね。